青色スケッチ

こんにちは

今日は涼しいですね。イイ事です。

梅雨も近づいてきていますが、いかがお過ごしでしょうか？
相変わらず、ワタシはそこそこです。


さて

今日はオークションに勤めていた頃の話です。

もうお忘れの方もいらっしゃると思いますので、おさらいです。

ワタシは「自動車オークション会社」に勤めてました。
そこの「仕入業販課」って所に在籍してました。

どんな課って簡単に言うと「オークション会社の中の中古車屋さん」です。
車の仕入れ、入庫、査定、洗車、書類、名義変更、などなど
自動車の流れを全て体験できるステキな部署です。


その「仕入業販課」の仕事の一つに「名義変更」があります。

オークションで仕入れた車は、決められた期日までに名義変更をしなければなりません。
なので、毎月必ずこの業務はやってくるわけです。

多いときには月に２０~３０台あるんですが、この「名義変更」のプレッシャーは大きかったです。

登録自動車、いわゆる普通車なんですが
これはもう不動産と変わらない財産として扱われます。
譲渡証明書、委任状、印鑑証明書と、重要な書類が手続きの際に必要です。

オークションでは、「書類差し替えペナルティ」ってのがありまして
この重要な書類、委任状、譲渡証明書を書き間違えたら
「ペナルティ」を出品者に支払って、新しい書類に差し替えてもらうんです。

このペナルティは５万円（当時）

委任状などは当然ボールペン（ballpoint pen）で書かないといけませんので
間違えたら、即ペナルティです。

多いときには２０~３０台ですので、もし全部間違えたら・・・

なので、書類を作成するときは、目の前にドンッと置いて
「マイナス１００万からのスタートだな」と気を引き締めました。

１台作るごとに、「よし、５万」と心で呟きながら業務に勤しんでおりました。
おかげで、ペナルティを払う事は無かったですね。

今の仕事にも十分生かされているので、あの経験は非常に良かったです。


今でも書類を手にすると、あのときの緊張感がよみがえります。

そして、こう呟きます「よし、やるぞ」とね。




それでは