青色スケッチ

こんにちは

春みたいな陽気が続きますね～
眠くてしょうがないです。

さて

小学生の頃のお話。

その当時は、上は8歳年上、下は6歳年下の愉快な仲間たちと自然に囲まれて遊んでおりました。
冬は田んぼでゴルフ、公民館でソフトボール
夏は川で水遊び、秋はアケビや栗や柿を収穫に・・・と縦横無尽に走り回ってました。

そんなある日のこと

3つくらい年上の「あっくん」家の狩猟犬が居なくなりました。
当然のように探す事になり、居なくなったであろう山に分け入りました。

犬の名前を連呼して、探し回っていると
「あれ？ここどこ？」ってなった訳です。

ほとんどが国有林の杉林、見晴らしのいい所なんてありませんので
今居る場所がわかんないんですね。

途方にくれる。

フフフ、そんな訳ありません。
山育ちを舐めちゃあイケマセン。

杉林のわずかなスキマから見える、見覚えのある木を見つけるんですね
「あの木がこの角度で見えるって事は、あの山の左側だな」と見当をつけるんですね。

見当がつくと、後は降りるだけです。
季節にもよるんですが、山の上の明るさと平地の明るさは、時間で随分違いますので
「そろそろ降りないと暗くなるな」と判断します。

結局、犬を見つけられなかったんですが
２～３日後に、元気に帰ってきました。

あの頃は、こんな判断が出来ていたんですが
今はどうなんでしょう、ちょっと自信がないですね。

そう言えば、山に迷い込んだ猟師さんの最後の言葉を思い出しました。
「なんて綺麗な景色なんだ。なんて綺麗なんだ・・・」
こう言って無線が途切れたそうです。

その猟師さんがどうなったかは知りません。
母親から聞いた話です。



それでは